ドラマ「映像研には手を出すな」4話のネタバレあらすじと感想

投稿者: | 2020年4月29日

「月刊!スピリッツ」にて連載中の大童澄瞳のデビュー作「映像研には手を出すな!」がドラマ化。
 
 
主人公の浅草みどりに齋藤飛鳥さん、水崎ツバメに山下美月さん、金森さやかに梅澤美波さんと乃木坂46の人気メンバーを迎え、豪華キャスティングのドラマとなっています。
 
 
この記事では、ドラマ「映像研には手を出すな」4話のネタバレあらすじと感想について、お伝えいたします。

ドラマ「映像研には手を出すな」4話のネタバレあらすじ

二人の出会い

芝浜高校の各部活動の予算審議委員会が行われる。この場で、大生徒会にその活動実績が認められないと、予算がない、もしくは大きく削られることになる。

ステージ上にプロレス同好会がプレゼンをしている。その前に大生徒会の役員の面々が座る。その後ろに、一般生徒が見られるように、客席が配置してある。

もちろん、ヤジや怒号が飛び交う中で、その審議が行われる。そして、2階席には、参考までに見ておいてほしいと金森さやかが連れてきた映像研の面々もいる。

人一倍人見知りの浅草みどりは、こんなところでプレゼンすることは、到底想像できず、考えただけで、目が回ってしまう。

審議のほうは、良いように大生徒会に論破されたプロレス同好会が、活動実績を認められず、大幅な予算の減額を告げられる。

これを見て、気分が悪くなったのか、浅草はかわやへと席を立ち、退席する。それから、一週間浅草は、映像研の部室に姿を見せなかった。

授業には出ており、遅くにだが家にも帰っているらしい。そんなとき、水崎ツバメが金森と浅草の出会いについて聞く。

それは、遡ること3年前。同じ中学校でどちらもクラスには溶け込めない存在だった。そのころ、金森と一緒に、初めて浅草は電車に乗ったという。

そして、なぜ今まで電車に乗らなかったのかというと、浅草は友達と一緒のときに電車に乗りたいと思っていたからだった。

リスクヘッジ

浅草の捜索が開始された。立ち寄りそうな所をしらみつぶしに当たっていく金森と水崎。あるところでは、テレビをしばらく見ていたが、知らない人が入ってくると、飛び出して行ったという。

良からぬことを思いつめ、生存さえ危うい状況に焦りが募る二人、ここは一旦、二手に別れて探してみることになる。しかし、依然としてハッキリとした手がかりは見つからない。

仕方なく、二人は合流し、音曲浴場でビン牛乳を飲んで、今後の対策を練る。そこで、金森は、今できている、浅草が書き起こした設定だけの絵コンテなしで、現状からアニメが書けるかどうか、リスクヘッジを検討し始める。

もしかしたら、もう浅草は映像研には戻らないかも知れないし、本当に死んでいる可能性だってある。そう言う金森に対し、水崎は冗談でも言っていいことと悪いことがあると反論する。

そんなとき、音曲浴場の休憩する広間で起き上がり、大きく伸びをする浅草を発見するのだった。

音曲浴場

浅草は、実はアニメ「未来少年コナン」一挙26話放送をテレビで見ていたのだった。家だとチャンネル争いで見られないし、テレビのあるところでは知らない人が来るので落ち着かない。

それで結局、音曲浴場にたどり着いたのだという。予算審議委員会を見て、怖くなり、アニメを書きたくないというわけではなかった。

金森と水崎は、この予想外の展開に怒り狂っている。肝心の絵コンテはというと、書いてはいないが、頭の中にはすでにあるという浅草。

この場で書け!と二人から言われ、浅草が絵コンテを書き始める。すると、絵コンテの内容をぶつぶついいながら、一気に書き上げていく浅草。

この勢いには、さすがの金森と水崎も気づいたときには、怒りを忘れ、その「最強の世界」に引き込まれていた。

こうして、映像研の初アニメの製作が動き出した。動画を水崎が担当し、背景や細部については浅草が仕上げていく。

現在の進捗状況を確認する金森。作業工程としては、まだまだ道のりは長い。だが、浅草はそれを訂正する。作画と背景画が同時進行できるので、もう完成まで8合目まではきているのではないかと。

そのとき、校内放送が流れる。予算審議委員会のスケジュールが他の部活の急な合併により大幅な前倒しになるという。

なんと映像研は、4週間も繰り上がり。2週間後に活動実績として、アニメを仕上げなければならなくなった。
 
 

ドラマ「映像研には手を出すな」4話の感想と考察

すでに映画版の公開を控え、その作品の先行した実写ドラマ「映像研には手を出すな」。

公式サイトでは、ドラマ版は全6話と周知されている。だから、非常に名残惜しいのだが、残り2話しか残されていない。

ということで、おそらく、予算審議委員会でもアニメ発表がおそらくドラマのピークに来ているのだと思われる。

流れからして、今回のエピソードで浅草が姿を消し、金森と浅草の出会いをフィーチャーし、次回は予告で金森が姿を消すらしいので、金森のフィーチャー回になるのではないか。

ただ、そうなると最終話で水崎の回となる。しかも、毎回楽しみの一つであった、VFXを使った迫力の特撮シーンが今回はなかった。

それを考えると、これは、やはり最終話をピークに持ってくる大事な回であったのではないだろうか。

一旦4話でクールダウン、しっかりとストーリーを構築し、また加速するための助走のようなところかもしれない。

これによって、次回、そして最終話へのジャンプアップが可能になるのだ。泣いても笑っても、あと2話である。

確かに、深夜帯のドラマの常識をもうすでに壊してしまっているような気もする。だが、個人的にはさらに、ぶっ飛んで振り切った結末を迎えてほしいと思う。