ドラマ「映像研には手を出すな」5話のネタバレあらすじと感想

投稿者: | 2020年5月6日

「月刊!スピリッツ」にて連載中の大童澄瞳のデビュー作「映像研には手を出すな!」がドラマ化。
 
 
主人公の浅草みどりに齋藤飛鳥さん、水崎ツバメに山下美月さん、金森さやかに梅澤美波さんと乃木坂46の人気メンバーを迎え、豪華キャスティングのドラマとなっています。
 
 
この記事では、ドラマ「映像研には手を出すな」5話のネタバレあらすじと感想について、お伝えいたします。

ドラマ「映像研には手を出すな」5話のネタバレあらすじ

共生関係

大生徒会・予算審議委員会は、外野部と内野部とが合併し、野球部が創設されることになり、その順番が変わることになる。

なんと映像研の番は、大幅に繰り上がり、2週間後になってしまう。ただでさえスケジュールが思うように進んでいないのに、これを聞いて金森さやかは気を失ってしまう。

金森は、急性上気道炎、いわゆる風邪で自宅療養を余儀なくされた。これによって、残された映像研のメンバー、浅草みどりと水崎ツバメは二人でできることを始める。

そして、二日が経過。やはり、金森がいないとイマイチ作業意欲がわかず、困り果てる浅草と水崎。二人は、一刻も早く、金森に元気になってもらおうと、作業のベクトルの方向が変わり始める。

アニメの進捗状況が気になり、夢を見てはうなされる金森。心配になり、メッセージでやり取りするが、それなりに進んでいる様子ではある。

ふと気づくと自宅に見舞いに来てくれたのだろうか、簡単なメッセージと音曲浴場のビン牛乳が置いてある。

それを見て、金森は浅草と会ったばかりのときのことを思い出す。友達というよりは、持ちつ持たれつの共生関係にあった二人。

ある時には、山に二人で入って、上質な笹を採り、音曲浴場の食堂に売って、小遣い稼ぎをしていたのだった。

私のアニメに手を出すな!?

金森が復帰して部室にもやってくる。アニメの進捗状況を確認する、しかし、金森が休む前と一向に変わらず、何も進んではいない。

この5日間、何をしていたのか。金森が尋ねると、浅草と水崎は、二人で山に入り、笹を採り、それを売ってお金に換え、さらに金森のためにビン牛乳を買っていたというのだ。

現状のところ、5秒5カットしか出来上がっていない。どうあがいても、今のままでは予算審議委員会で、認可はされず、却下されるに違いない。

とにかく派手で目立つものを描けという金森。それに対し、珍しく水崎が反論する。自分が書きたいのは、ヒロインが着地した際、バランスを崩すといったリアルな動画である。

あくまで成果主義である金森は、それなら、24時間徹夜で9日間描け、嫌なら48時間5日でもいいなどとパワハラまがいのことを言い出す。

そこに割って入る浅草。今ある素材を使い回すことで、10秒程度は延びたという。そこから、舞台は既存のアニメ空間に自走式三脚重カメラを設定して、独自の技術をねじ込んでいく。

その技術をいいことに悪代官のように、理不尽な加工をされていくアニメ。これに、水崎は非人道的過ぎて、放心状態になってしまうのだった。

エイゾウケンハイブ

どうやら尺は確保できそうだ。金森は、これならインパクトがある、ストーリーなしにしてハッタリでいくことにする。

これから、ストーリーを考える気だった浅草は、先程までの勢いはどこへやら。今度は水崎が生き生きしてくる。

そのころ、映像研にとって不穏な動きが見え始める。映像研とともに、予算審議委員会の順番が繰り上がった部活動のひとつ、炭水化物革命研。

彼にはとにかく時間が必要だった。生麺を乾かす時間が。それを映像研の余計なことをして、外野部と内野部が野球部になり、繰り上がることになってしまった。

このままでは、映像研のせいで、炭水化物革命研は活動実績が認められず、今後の活動も危ういという。

そして、金森のもとへ大生徒会・書紀のさわきソワンデがやってくる。ソワンデが言うには、ここ最近映像研の活動内容が教師たちの間で問題になっているらしい。

ソワンデは、教師たちと共生関係を築き、チカラを得たのだという。このソワンデの言葉の真意がわからないが、とりあえず金森は、何も問題ない、予算審議委員会をお楽しみにと胸を張るのだった。
 
 

ドラマ「映像研には手を出すな」5話の感想と考察

いよいよ次回で最終回を迎える「映像研には手を出すな!」。今回のエピソードでは、嵐の前触れとも言えそうなことがいくつか出てきてしまった。

まず、ラストで映った意味深なメモ「エイゾウケンハイブ」。この意味と話の流れから言うと、映像研に恨みをもつ者によって、映像研を廃部に追い込むように依頼があったということだろう。

ゲバラという男の元にこのメモがあり、最後に「ええー」とつぶやき、そこからは否定的な印象は受けた。

このゲバラという男の素性がイマイチわからない。「ゲバラ」というところからは、かの有名な革命家を連想させる。

ということは、クーデターのような騒動を起こすつもりなのか。そもそも、今回ゲバラのもとにやってきた相談者は、「麺を乾かしてほしい」という希望だった。

いまさら、映像研が廃部にしたからといって、何もメリットはないはずだ。ゲバラが「革命家」であるなら怨恨では、動かないはず。

そこで、考えられるのが、ソワンデが言っていた教師たちの間で問題になっていると言う部分。

教師や大生徒会は学校として共生関係にあり、おそらく革命家であるゲバラとは反目する関係にあるのではないだろうか。

よって、ゲバラは、何らかの手で予算審議委員会中に、クーデターのような騒動を起こすか、もしくは映像研の味方につくのではないだろうか。

いずれにしても、次回で最終話。予告を見る限り、かなり予算審議委員会は荒れた感じには見受けられた。

そこで今回は、せっかくなので、大胆に予想をして、次回の放送を待ちたいと思う。