2010年の秋に放送スタートした『SPEC』は今年で、放送開始から10周年。ということで、1話に引き続き、2話をレビューしていきます。
SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜
2話のあらすじ
ミショウに新たな案件が持ちかけられる。
それは、神父であり、教誨師を務める大島(佐野史郎)からの依頼。
彼が接している死刑囚・桂小次郎(山内圭哉)が刑務所に入っているうちに千里眼の能力を持ったので、警察に挑戦したいと言い出しているから、その挑戦を受け入れてほしいとの話。
挑戦する案件は、10年前に起こったもののいまだ犯人が捕まっていない「青山華道家死体なき殺人事件」。
制限時間は24時間。もし制限時間内に真犯人を捕まえられなかったら、獄中から真犯人を殺すとのこと。
事件に興味津々の当麻(戸田恵梨香)と訝しがる瀬文(加瀬亮)。
課長の野々村(竜雷太)の命令でこの継続事件を再調査することになるが……。
人物相関図
2話の人物相関図。
メインの登場人物は、当麻・瀬文、大島・桂と彼らがミショウに振ってきた、殺人事件の関係者なんだけど、3つの視点(人物カテゴリの囲みが朱色になっているところ)があるから、今回もやや複雑。
あともうひとつ、人物でチェックしてほしいのが、『ケイゾク』にいた近藤さんが弐係長として、『SPEC』に登場! 『ケイゾク』とのつながりを感じられて、『ケイゾク』ファンとしては「待ってました!」って感じでした。
それで、人物関係図からもう少し物語を深く読み取っていきますね。
もうすでに全話見ているからわかることだけど、この回が唯一、SPECホルダー(SPECを持つ人)が関わっていたり、彼らが直接コントロールして起こった事件ではないということ。
1話完結型のよくある刑事ドラマの謎解きに近いので、正直、『SPEC』の世界観で必要な回だったのかな? という疑問が少し。
ただ、SPECホルダーだとわかると津田が出てくることを印象づけるための回だったのかもしれないと解釈しています。
ツボなポイント
毎度おなじみ、ミショウの壁に貼ってある裏番組の「金曜ロードショー」の主人公に模した指名手配犯ポスター。
2話の指名手配犯の名前は「かいじ国体太郎」。ちなみに放送時に「金曜ロードショー」で放送されていた映画は『カイジ 人生逆転ゲーム』です。
あとは、今ほどブレイクしていないときの滝藤賢一さんと斎藤工さんが出ていること!
のちに私は、『半分、青い。』で、お2人が出ているのを目撃することになるのだけれど。
見ておいたほうがいい動画
やっぱり、滝藤さんと斎藤工さんが出ている『半分、青い。』
滝藤さんは、主人公の父親役、斎藤工さんは、主人公の夫を振り回す映画監督役だから、劇中の接点は薄かったけれど、『SPEC』の件があったから、『半分、青い。』を見ていて、ひとり狂喜乱舞していた記憶が。
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※本ページの情報は2020年8月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTサイト、Paraviサイト、huluサイトにてご確認ください。